サブスクで映画を観てもセックスばっかり。一般映画と思いきや結局カップルになってセックスするシーンばかり。
穢れている。
もはやこの世はセックスキスシーン無しの無骨で漢らしい映画は無くなったとしか言いようがない。
不潔な映画ばかり。
横に女を携えて自慢げに歩く男の映画ばかり。
「女の子には優しく」
みたいな映画なかりだ。
キスばっかり。
ラブシーンばっかり。
ノロケ映画ばかり。
そんな時にふと思ってしまう。
「とにかく自分もセックスしたい」
「ラブドールが欲しい」と。
①映画を純粋に鑑賞するためにラブドールを買う?
買うラブドールはもう決めてある。
ボディとヘッドとの間に継ぎ目がない新型ラブドール『天使もえ』だ。
ラブドールを買う目的は決まっている。
単にセックスするためではない。
映画でいきなりラブシーンを見せられて汚されてしまったこの感情をセックスという強力なリセット方法で欲求不満になることなくその後を過ごすため。
一般映画のカテゴリーなのに監督の趣味趣向としか思えないようなエロシーンに性的な感情を煽られて内面が乱れていく。
どんなシーンでも平気でいられるように常に空気清浄機ならぬ「こころ清浄機」と言わんばかりにラブドールを「映画鑑賞グッズ」として脇に携えて置くため。
しかし、買い物かごに入れて最後注文確定ボタンを押す時に思いとどまってしまう。
「これ持ってること、彼女に言える?」
と。
②ラブドールはガチすぎてドン引きされる現実
注文前確認画面でフッと目を閉じる。そして想像する。
「果たしてこれ持ってること、彼女に言えるだろうか」と。
もう少し考えていく。ソープランドに行って風俗嬢と会話しているとする。
「果たして風俗嬢との会話中、ラブドールで普段セックスしていることを言えるだろうか?」
ラブドールのことを告げた瞬間、
その彼女や風俗嬢の頭の中は「おっきなお人形さんに名前を付けて服を着せて人形ごっこしているあなたの姿」を連想されてしまうだろう。
「あなたの部屋にマネキンがいっぱいある」というホラー映画みたいなシーンを連想されてしまうだろう。
「もちろんそういう使い方をする人もいるけれど」
そう語り始め、
「映画鑑賞でムラムラしたくないからラブドールで解消してから観てる」
なんていう弁解をして形勢逆転を試みても引かれることはないだろうか?
果たして彼女とデート中にラブドールのことを一切思い出さずにデートできるだろうか?
常に人に言えない隠し事をしているみたいな感じになってしまって彼女に「何か隠し事してる?」なんて思われて別れる原因になったりしないだろうか?
そうして悟る。
やはりラブドールを持っていると彼女に言えないという現実に。
ソープランドでも話題にできないという現実に。
とにかくラブドールが色々な未来で足かせになるという現実に。
③大型オナホの方がまだ彼女に言える現実
「今まで大型オナホで我慢してた」
そう彼女に白状することはできる。
もちろん大型オナホは大型オナホでも『ぷにあなミラクル爆乳DX』などの人型系ではなく「腰型」である。
人型系はドン引きされてしまう。
「彼女に会えなくて我慢できなくて『極上生腰』買ってしまった」
そう彼女に言うことはできる。
SNSにだって書ける。
なぜなら女性の腰部分を再現しているだけで人型ではないので彼女と干渉しないからだ。
むしろ「彼女をオカズにして会えない間は大型オナホで我慢してる」なんて言ってもなんとかなる。
彼女にとっても 「私に性的魅力がある」 「オンナとしても見てくれている」
という意味を暗に意味しているので彼女はさらに得意げになってくれるだろう。
もちろん、大型オナホだけでなくテンガや電動オナホも彼女に言える存在だ。
したがって、彼女に言えるのは『テンガ』や『電動オナホ』そして『腰型タイプの大型オナホ』までが限界である。
まとめ:ラブドールは彼女にも風俗嬢にも言えないから買うな。
映画を観ているとラブシーンによく遭遇する。R18映画ではなく、普通にMARVELやそういったメジャーな映画で濃厚なキスやラブシーンが必ずある。
その時に不覚にもムラムラしてしまう。性的感情が煽られてしまう。そして思ってしまう。「セックスしたい」と。そして思ってしまう。「ラブドールが欲しい」と。
しかし、ラブドールの購入確定ボタンを押す時に思いとどまる。「果たしてこれ持ってること、彼女に言えるだろうか?もしくは未来の新たな彼女に言えるだろうか?」と。
そしてそっと画面を閉じていく。
そうしてラブドールのことは後で考えようと、ラブシーンがある映画は避けてもっと漢らしい映画『ギャングバスターズ』を最後まで観てふと気づく。
「ラブドール持ってるなんて彼女に言う自分の姿、全然漢らしくない」と。
そして心は決まる‥‥
「ラブドールは買うな。『A10サイクロンSA』を買ってソープに行け!」性家電VSラブドール通信【第12回】