「この24万円で12回ソープランドに行くか、それとも24万円ぐらいの新作リアルドール『天使もえ Doll/身長158cm/バストEカップ』を買うか」迷ってしまう。
なんたってリアルドールなら20万円ぐらい出して買えば処分するときに三分の一ぐらいの価格つまり6万円ぐらいで売却処分できると思うから。
しかし、いざリアルドールを処分するときに酷い現実に直面する。「ほとんど使用感がない状態でなければ」買取不可で処分費用が掛かってしまうという現実に。
①ラブドールの買取額は新品価格の26分の1が相場
オリエント工業のラブドールならば脇が裂けていても最低3万円で売却できる。しかし、それでもそのオリエント工業の元の値段はなんと80万円近くしていた。それを購入して売却するときはなんと3万円だ。
ラブドール業界で最も高額で売却できるメーカーであるオリエント工業でさえ普通に使った自然劣化の状態で楽しみきってさぁ処分するというときに26分の1の価格になってしまうのである。
先ほどの24万円のリアルドールの26分の1はいくらだろう?0円だ。つまり、買ったらもう売却できる未来はないという前提で購入しなければ失敗してしまう。新品かつご開帳のみで取り出しておらずそしてなおかつ届いてまだ1週間ぐらいしか経っておらず自重によるお尻等の変形などもなければフリマで19万円もしくは最悪15万円くらいで売却できなくもないが。天使もえボディーとヘッドがシームレスなのはレアなので唯一の救いといったところ。
しかし、それでも単純に損失は最低マイナス5万円。下心に売却のことを考えながら天使もえを購入すると失敗してしまう。
②“ラブドール買取価格表”は非現実的でほぼウソ
「ラブドールの買取価格表」を見たことがあるかもしれない。あれは情弱ホイホイリストだ。
例えば、オリエント工業は10万円だとする。それは「全然触らずどこにも裂けがなくほとんど新品に近い状態」というのが裏条件にある。果たしてそんな状態でラブドールを持つ者などどこにいるであろう。買ったのに触らないなんて意味不明だ。
しかし、そんな触らず終いの美品でも80万円だったオリエント工業が美品で10万円の買取価格、8分の1なんて酷すぎる。
ちなみに、売却先は「僕のラブドール」が有力だが普通にヤフオクで売却したほうがいい。10万円で買い取るということは彼らはそこからさらに10万円ぐらいプラスして20万円ぐらいで販売する。
つまり自分でヤフオクで売却すれば20万円で売却できる。「わざわざラブドール買取業者を介すのも情弱みたいでアホらしい」というのが現実。ちなみにアダルトグッズは私物なら風営法に関係なく自分でフリマ売却しても問題ないとされている。必ずしもラブドール中古業者に頼る必要性はない。
自分でヤフオクなどで売ったとしても新品価格の4分の1だ。送料と手数料を引くと大きく見積もってマイナス3万円で17万円が手元に入る。なんと新品価格の約5分の1。80万円で買った物が美品なのに手放すときは17万円なんて酷すぎるだろう。そして前述の通り、普通に使ってしまうと一気に26分の1。まるで“負動産”だ。はっきり言ってラブドールは山に捨てるのが相応しい。
普通、新品価格の3分の1ぐらいで売却できるというのが製品一般にある。その一般的な基準にラブドールは満たない。売却のことを考えてリアルドールを購入することがいかに地獄なことかいざ処分するときに直面することになる。
どうだろう?ソープランドに12回行くのと『天使もえ』を買うのとどちらがいいだろうか?
③ラブドールは一回セックスしたら終わり、売却できない。
ラブドールには大まかに2種類ある。マネキン目的で作られたのがシリコン素材のラブドール、そしてセックス目的で作られたのがエラストマー素材のラブドール、この2種類だ。例として今回の『天使もえ』は劣化が少ないシリコン素材ではなくエラストマー素材のいわゆる“セックスドール”である。
このセックスドールはセックスした途端に色んな箇所が劣化し始める。例えば、劣化しないように慎重にセックスしていてもヒザ箇所にスレが生じたり、黒ずんだり、とにかく劣化部分が生じ始める。抑えられない。
つまり「一度セックスをし始めて美品で売却する」というのは事実上不可能なのだ。美品で売却できるのは「届いて開封したが箱から取り出してセックスするのはやっぱりやめてこのまま明日売却しよう」という稀なケースのみ。
つまり「購入したが思ったのと違ったので返品したいがラブドールの性質上、返品できないので涙ながらにフリマで19万円かもしくは最悪15万円ぐらいで売却する」という感じになる。
新品価格が24万円。返品がてら即売却して19万円。勉強代5万円って痛すぎないだろうか?
それなら諦めてもう毎日ガンガンセックスに使ったほうがマシだ。
まとめ:ソープに行って頭冷やせ。
ボディとヘッドの継ぎ目がないシームレスの新作ラブドール『天使もえ』を購入する際は「失敗しても売却できるだろうという下心を無くす必要」がある。「買ったらもう売却できないと思って買う」というのが正解だ。
しかし、その24万円分でソープランドに12回行ったほうがマシとも言える。ちなみに、ソープランドはコンドームさえ装着すれば性○にかかることはほとんどないので心配はない。
なお、童貞未卒業の場合はラブドール(リアルドール)で先にセックスしてしまうと次に人間とセックスしたときにまったく感動できなくなって「事実上、ラブドールで童貞卒業した」という記録が自身の人生に刻まれてしまって色々と不幸だ。
なので童貞未卒業の場合はソープランド一択である。12回ソープランドに行ってそれでもラブドールが欲しいという場合にこそ『天使もえ』が買いだ!
「ラブドールは買うな。『A10サイクロンSA』を買ってソープに行け!」性家電VSラブドール通信【第7回】