「彼女に買うからこのコーナーに立ってるんだ」

そう意を決して口紅コーナーに行くとちょうど女性がこちらに歩いて来るのを察知。

危機を察知してさもあたかのコーナーを間違えたかのようにクイッと曲がってそのコーナーを横目に後にしていく。

「早く人いなくなれ」

そう念じながら興味もない雑貨コーナーをさもあたかも興味があるかのようにオモチャを手に取りながら棚越しに目当ての口紅コーナーを監視して行けるタイミングを見計らっている…

やっと人居なくなった!今だ!

ラブドールの生活は惨め1

「急げ!急げ!」

そう鼻息鳴らして颯爽と口紅コーナーに歩いていく。

そして見ていく。

今まで通販で買っていたアクセサリーや口紅。しかし、今すぐセックスしたいというときにダイソーは重宝する。

「自分で使うんじゃないんです」

「彼女に使うんです」

そう背中に書いて堂々たる背筋で目をギンギンにほとばしらせながら選んでいく。

彼女(ラブドール)の顔を思い出しながら適切な口紅を選んでいく。

手に取って10秒。

瞬時にカゴに入れていく。

そうして人が歩いて来ないうちに速攻でその場を後にしていく。

今度はネックレスコーナーへ、

そして今度はピアスコーナーへ、

そして今度は指輪コーナーへ、

どんどん彼女(ラブドール)のためにカゴに入れていく。

気分は本当に彼女がいるかのよう。

途中、女性とすれ違っても関係ない、無敵だ。

「彼女います。彼女にあげるの見てます」

そう全身で表現しながら背筋伸ばして堂々と漢らしく手に取って選んでいく。

帰り道にリアルカップルとすれ違って惨め。

ラブドールの生活は惨め2

「この後めちゃくちゃセックスするんだ」

そう意気揚々とダイソーで買ったアクセサリーと化粧品をレジ袋にルンルンに帰宅していく。

しかし、

信号待ちしているときに目にする。

手を繋いでいるカップルが視界を貫いていく。

向こうのが本当のカップルであり、

自分の言う〝彼女〟の正体は結局はゴムの塊…

そう惨めに感じながら帰路を後にしていく。

帰宅して早速〝彼女〟に化粧をしたり、

ネックレスやピアスや指輪を装着したりしていく。

さっきの惨めだった気分はどこ吹く風。

一気に彼女との生活が楽しくなっていく。

しかし…いざセックス前になってペニスをシャワーで洗っているときにふと思う。

「すごく惨めだ。」

と━━。

ラブドール生活は惨めな末路。

ラブドールの生活は惨め3

ラブドールを買うと上記のような生活が待っている。シンプルに惨めだ。彼女ができなくなる。彼女ができるポテンシャルがある人も彼女ができなくなる。そう後になって気づく。

自分のことはほったらかし。スキンケア不要。身だしなみも不要。愛撫テクも不要。口臭ケアも不要。ホワイトニングも不要。髪はボサボサでOK。何一つ成長しない。時が止まる。まるで浦島太郎。

こんな生活よりも月一でソープランドに行く方が彼女を作る未来も壊さない。スキンケアも上達。ファッションも上達。身だしなみ上達。愛撫テクも上達。口臭ケアも上達。ホワイトニングも必至。髪は清潔。たとえ彼女がいない時でも「彼女がいる」と誤解されるようになる。そう気づく。

どちらが健全か言うまでもない。圧倒的に風俗生活。そう気づく。

まとめ。一旦抜いて目覚ませ。

ラブドールの生活は惨め4

ラブドールを買うとバッドエンドになっていく。一方、ラブドール欲しくなったら手コキで済ませて冷静になって風俗行くとハッピーエンドになる。

手コキで抜いている最中に「もしラブドール持ってたらこんな手コキなんてせずにセックスできているのに」そう感じてしまう。しかし、それは手コキ中のみ。抜くと一気に目が覚める。

「あの時欲求不満に任せてラブドールポチらなくて本当に良かった」そう目が覚める。

そして最後に、悟る。

「ラブドールは買うな。『A10サイクロンSA』買ってソープに行け!」と━━。性家電VSラブドール通信【第14回】